2012年 11月8日: 一の酉・20日: 二の酉
※取材撮影は、11/20 二の酉
商売繁盛、家内安全、福を掻き込む縁起物の熊手で知られ、各地各所で行われる冬の風物詩、酉の市。ここ足立区花畑の大鷲神社は、酉の市の起源、発祥の地と言われている。
〈酉の市〉
応永年間(1394〜1428年)より、日本武尊の命日とされる十一月「酉の日」に、尊への報恩感謝の祭りが行われるようになる。人が集まると門前市が開かれるようになり、農耕具などが売られ、人々から「とのまち」「とりのまち」と称されていた。これが後の「酉の市」の起源となり、「おとりさま」として呼び親しまれている。
江戸に徳川氏が幕府を開くや、その信仰は格別にて、大名は綾瀬川を屋形船で、武士は遠乗りを兼ねて騎馬で参詣し、運を「わしづかみ」と言うことで熊手、また「頭になる」になぞらえ、八ッ頭の芋が名物となった。大鷲と呼ばれ、浅草観音の奥の院と称され、十一月酉の日に鶏が多数奉納され、翌日、観音様に収めるのが古例とされる。
(花畑大鷲神社・資料参照)
協力:花畑大鷲神社
花畑大鷲神社・酉の市〈2012〉
2012年11月20日(二の酉):PHOTO 20pic.
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