お店のおねーさんに全てを委ね、ゲットしたお神輿用衣装。
何となく「パリッ!」とし過ぎているような気がして、まずは水洗い。そして、アイロンをかけて準備していたら、気が付きました! 「あれっ、持ち物はいったい何処にしまうんだろ?」。
そうです、お神輿の服にはきちんと収納可能なポケットがありません。お財布にスマホなどは、一体どこに?
さらにYOUTUBEで探ってみると、他にも購入しなきゃいけないアイテムは各種ありました。頭に巻いている手ぬぐいや、首からぶら下げている木札などなど、前回ご紹介した ▷「初心者4点セット」以外にもまだある必要な?グッズ。
1)巾着袋(ポシェット)
貴重品やスマホなどは、巾着袋に入れて持ち歩きました。クレジットカードなどの余計なモノは、もちろん家に置いてきます。できる限り余計なモノは持たず、荷物の軽量化を図りました。巾着は肩から下げられるタイプのものをチョイス。小さな頃に持ったポシェット感覚です。そして、巾着の紐を皮ひもに変えたりと自分流にマイカスタム!
2)手ぬぐい
頭に巻いている手ぬぐい。手ぬぐいは、自分で購入しなくともお神輿を担ぐ町会などで配布される場合があります。みんなお揃いの理由が分かりました。決して会員制だからではありません。担ぐお神輿の町会でいただくからお揃いなんですね〜。なので、柄がカワイイからといって、よその町会の手ぬぐいを使っちゃーダメな場合があるんです。とはいえ汗はかくので、ここは、ハンカチやミニタオルじゃなくてマイ手ぬぐいを持っていると便利で粋。
3)首からぶら下げている木札は、必須アイテムじゃありません。
名前が彫られた木札。見た目にはカッコいいですが、これは今後もお神輿を担ぐ場合のみ用意です。私にはまだ早い!と察しました。プロがぶら下げているのと、ビギナーがぶら下げているのは意味合いが異なります。
他にも、実際に担いでから必要だったものは、色々ありました。でも、とにかく1回担いでから必要かどうかを判断した方がいいですよ。ハイ。
「初心者4点セット」と「巾着袋が」あれば、何とかなったのも事実。
そして、色々見た結果、気を付けなくてはいけないのは…
①半纏を帯で止めるからといって、着物感覚で懐に物を入れるとほぼ無くす。そして、落とした時に他の人に迷惑がかかる。
②初心者4点セット以外は、好みもあるけれど地味目なものがベター。派手にするのは、慣れてきてからで十分。
目立つところは、そこじゃない。ですね。
【大変! 大変! 初音小路飲食店街の景色が都会になっちゃうよ】
私がはじめて参戦したのは、実はいきなりの「三社祭」。その際、ブラリ浅草散歩。普段踏み込むのには勇気がいるJRA前「初音小路飲食店街」にもお祭りのノリでチャレンジ。空の青さと藤棚の緑と藤色のコントラスト。その下に広がる下町情緒あふれる街並みを通るお神輿。その景色は、昭和の歴史を残す「THE 浅草」といったもの。心揺れないわけがありません。
ところが、最近呑みに出かけたところ「藤棚」が全て切られるとのこと。あの景色を残す為にお店の人でも近所の人でもないオジサンが署名活動を行っていたので、迷わず私も一筆。昭和の空気流れる街並みが、人々を魅了させるのでしょうか。
今年の三社祭でも署名活動を行っているようなので、ぜひ行ってみてくださいね。
malico
次回へつづく
*writing/malico
オフィスワークに家事・育児、PTA活動やママ友とのお付き合いなどなど…、目まぐるしい日々を送りながらも、小学校2年生の愛らしい娘をもつ一児の母。埼玉県生まれの東京・港区育ち。
*illustration/T-hirano
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