左義長まつり 3/16(土)~3/17(日)

場所:滋賀県近江八幡


 近江八幡の左義長は元来、安土城下で行われていたもので、城主であった織田信長自らも踊り出たと伝えられている。
織田信長亡き後、八幡城下に移住してきた人々は、既に4月に行われていた八幡まつりに参加を申し入れたが、松明の奉火場所が無く、また新参とのことで断られたため、これに対して、安土で行われていた左義長まつりを始めたことが起源とされているとも伝えられている。

左義長まつり

左義長まつり

◎左義長の制作
 左義長は松明、ダシ、十二月(赤紙)の3つの部分を一本(基)にし前後に棒を通し、つり縄で括り固め御輿のように担ぐように作り上げ(これ全体を左義長と呼ぶ)、前方となる正面に「だし」と呼ぶ作り物は意匠を凝らし時間をかけ経費を惜しまず各町の誇りをかけて制作される。
 かつて「ダシ」は町の器用で作り物の得意な人によって、専門的に手がけられていたが、現在は町内の人々の手作りによりその年の干支に因んだ物を主としテーマを決めて制作されるため、ダシコンクールの優勝を目指して力が入る。
 干支の作り物を「むし」と呼び、背景は円形、方形、扇形など「台」と呼ぶ部分を作り取り付ける。この素材が、穀物(大豆、黒豆、小豆、胡麻等)や海産物 (鰹節、昆布、するめ、干魚等)の食物を使って、その素材の色を活かして作り上げることが大きな特徴。以前の左議長は今より高く大きかったが、街中に電線 がひかれたこと、また担ぐ力の関係からも現在の大きさにと考えられている。
 毎年、年が明けると本格的な準備に入り、制作の経費や作業も各町毎で協力しながら、年毎に新たな左議長を作る喜びを分かちあい、祭りの当日を迎える。


◎参加者と変装の謎
 左義長の担い手は踊子(おどりこ)と呼ばれ、その服装は、揃いの半纏を羽織る姿が一般的。近年は少数になりつつあるが、女物の長襦袢を着用したり、化粧をするなど、変装した格好で左義長まつりへ参加するものも少なくはなかった。
 これには、諸説ありますが、織田信長が自らの正体を隠すために派手な出で立ちで参加したとの話を、近世の人々が変装するものと解釈したのではないかと言 われている。左義長を担ぐ人々は口々に「チョウヤレ・チョウヤレ」と「マッセ・マッセ」と声を発し、前者は「左義長さしあげ」後者は「左義長めしませ」 からこのような掛け声になったものと思われる。

 

■日程・スケジュール

3月16日(土)
13:00
・左義長宮入り(13基勢揃い)
・左義長ダシコンクール審査
14:00
・左義長渡御出発(旧市内を練り歩く)
17:30
・左義長渡御還行 日牟禮
 八幡宮帰着
・ダシコンクール審査発表、
 表彰式
18:00~
・ダシ飾り(各町内 左義長宿)

3月17日(日)
10:30~
・左義長自由げい歩
14:00~17:00
・お祭り広場(日牟禮八幡宮一帯)に左義長集合
18:00~
・子ども左義長奉火
(奉納にされない年もあります)
・各町のダシ、順次、八幡宮へ集合
20:00~22:40
・左義長奉火(日牟禮八幡宮)
(5基一斉奉火後、順次奉火)
火祭りのクライマックス!


金曜の午後、日牟禮八幡宮にて行事順を決める「みくじ祭」、土曜日は13時に左義長が日牟禮八幡宮へ勢揃いします(この時に山車コンクールの審査も行われます)。14時から渡御(旧町内巡行)が行われ、17時半頃からはダシコンクールの表彰式(日牟禮八幡宮 能舞台にて)が行われる。
 日曜日には、午前中から各町の左義長が旧城下町を中心に自由に練り歩き、「組合せ」(左義長のけんか)が行われ、20時からみくじ祭での奉納順に従い左義長は順次奉火され(一番から五番までは一斉奉火)、最後の左義長が燃えるまで、祭は夜遅くまで続く。
 近江八幡の左義長まつりは「天下の奇祭」とも呼ばれ、他にも、この祭りが終わると本格的な春が訪れることから「湖国に春を告げるお祭り」などと形容され る。京阪神や中京圏を中心に観光客並びにカメラマンが例年5万~7万人もの人々で賑わう滋賀を代表するお祭である。

■まつり会場までの交通

(交通規制等により大変混雑し駐車場は不足しますので 公共交通機関のご利用が便利です)
●まつり開催期間の両日、市民バスを活用した「パーク&バスライド」
期間3月16日(土)・17日(日) 11:00~17:00(約10分間隔で運行予定)*日曜は21時まで
行程:市役所前職員駐車場(旧市民病院跡)⇔市営小幡観光P *シャトル運行
バ ス:市民バス(赤コンバス)2台(12人乗り)が運行。
料金:駐車場代として1台300円(バス代は無料)。*駐車のみの利用は無料


●近江八幡駅から徒歩でご来場の方
JR近江八幡駅より約30分。

●近江八幡駅からバスでご来場の方
JR近江八幡駅より近江鉄道バス「長命寺」行き、もしくは「野ヶ崎」行き。
「小幡資料館前」下車。(1時間に2~3便運行)
料金(大人・片道:210円)
JR近江八幡駅より左義長会場(小幡町資料館)の間を臨時バスが運行し増便されます。
両日とも10時~17時。他の時間は上記路線バスをご利用ください。
通常の路線バス及び臨時バスについては近江鉄道バス(TEL. 077-589-2000)へ
「JR近江八幡駅」行き近江鉄道バスにご乗車ください。(1時間に2~3便運行)
小幡町資料館前発の最終バス 3/16(土) 20:22、3/17(日) 22:00

車・バス・タクシーでご来場の方
※日牟禮八幡宮周辺は交通規制されてますので、係員の指示に従ってご駐車ください
●名神高速道「竜王」インターより15km
●市営駐車場(小幡、多賀)のご利用料金
普通車500円、バス2,000円(駐車可能台数は両方で最大79台のみ)
●タクシー
近江八幡駅北口より(火祭り会場までは5~7分程度)

問い合わせ:
社団法人 近江八幡観光物産協会 Tel. 0748-32-7003

 

 

(プレスリリース)
'on 2013年3月12日

 

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